「リノベーション済みの中古住宅を購入しようか迷っている」という方も多いのではないでしょうか?

実際のところ、リノベーション済みの中古住宅の購入にはメリット・デメリットや注意すべき点がいくつかあります。

そこで本記事では、

  • 不動産会社がリノベーションして中古住宅を売り出す理由
  • リノベーション済みの中古住宅を購入するメリット・デメリット
  • リノベーション済みの中古住宅を購入する際の注意点・起こりうるトラブル

について紹介します。

 

リノベーション済みの中古住宅を購入するメリット

リノベーション済みの中古住宅を購入するメリットは以下の3つです。

 

  • 完成の状態のまま購入できる

リノベーション済みの中古住宅では、すでに完成された綺麗な状態で部屋を見ることができ、家族との生活イメージがつきやすいでしょう。

「想像していたのと違う」ということがリノベーション済みの中古住宅では起きにくいです。

 

  • 購入後すぐに入居できる

リノベーション済みの中古住宅は購入後すぐに住める状態になっています。

購入を決めた後、融資がつけば、目安としては1ヶ月〜2ヶ月程度で入居できるでしょう。

また、売主と相談すれば、さらに入居を早められるケースもあるので、急いで引越しをしたい方にも向いています。

 

  • リノベーション費用が住宅購入価格に含まれている

住宅を購入した後に自分でリノベーションする場合、どれほどの費用がかかるのか、はっきりとは分かりません。

しかしリノベーション済みの中古住宅であれば、改めてリノベーション費用を算出する必要がなく、資金計画が立てやすいでしょう。

後述しますが、逆に、割高になっているケースもありますので、デメリットといってもいいでしょう。

見てくれだけで判断せず、物件の本来の価値はしっかり見極めて購入しましょう。

 

リノベーション済みの中古住宅を購入するデメリット

リノベーション済みの中古住宅を購入するデメリットは以下の3つです。

 

  • 自分好みの内装ではないケースがある

立地や間取りが気に入った物件でも、デザインや設備などが自分の好みではないことはよくあります。

リノベーション内容を自分で決めることはできないので、インテリアにこだわりがある人からすればデメリットと感じるでしょう。

 

  • 構造部分が老朽化している恐れがある

たとえ、リノベーションが施されたとしても、柱や梁などの構造部分は古いままです。

「見た目が綺麗、新しい」などという理由だけで、構造部分を軽視してしまう方は多くいます。

柱や梁などの構造部分が老朽化していると耐震性も弱くなっているので、チェックが必要です。

 

  • 修繕内容や工事費用が不明瞭である

リノベーション前の状態を見ていない場合がほとんどなので、「どのような修繕をして、どのくらい費用がかかったのか」がはっきりと分かりません。

そのため、リノベーション費用込みの購入金額が相場よりも高めに価格設定されているケースがあるので注意が必要です。

 

リノベーション済みの中古住宅を購入する際の注意点

リノベーション済みの中古住宅を購入する場合、以下の5つのことに注意しましょう。

  • 自分でデザインや仕様を選べない
  • 価格にリノベーション費用が上乗せされている
  • 建物の状態を見極めることが重要
  • 不具合を解決しないまま工事を進めていることもある
  • 床下や屋根裏も確認しよう

上記のことに注意せず、リノベーション済みの中古住宅を購入して後悔する方は非常に多いです。

そこで、ここでは上記5つの注意点について詳しく解説していきます。

 

自分でデザインや仕様を選べない

先述したように、リノベーション済みの中古住宅は自分の好きなデザインや仕様にすることはできません。

仮に購入後、どうしてもデザインや仕様などが気に入らなければ、人によっては業者にリノベーションを依頼することもあります。

改めてリノベーションを行うのであれば、工事費用が物件購入時と購入後に二重で必要になることを覚悟しておきましょう。

 

価格にリノベーション費用が上乗せされている

当然ですが、リノベーション済みの中古住宅は工事費用が上乗せされており、リノベーションされていない中古住宅と比べて購入価格は高くなります。

そして既にリノベーションされている場合、修繕内容や工事費用が不明確である場合もあります。

しかし、購入価格にリノベーション費用がどれほど上乗せされているのか気になる方もいるでしょう。

購入前には、「どのような内容のリノベーションを行い、どれほどの費用がかかったのか」などを聞くようにして納得できる価格で購入することを決めましょう。

 

建物の状態を見極めることが重要

リノベーション済みの中古住宅を購入する際に、特に確認するべき点は以下の3つです。

 

  • 柱や梁などの構造部分

構造部分が老朽化している場合、雨漏りやシロアリによる被害を受けるリスクが高いです。

そのため、築年数が長い中古住宅であれば、必ず構造部分の老朽化について確認しておきましょう。

 

  • 快適性や安全性

リノベーションされた住宅は綺麗で新しく、内装や設備ばかりに注目してしまいます。

購入後の生活をイメージして、防音性や断熱性、安全性などに問題はないか確認しておきましょう。

 

  • 施工写真や工事履歴

「どのようなリノベーションが行われたのか?」については実際に聞いてみないとわかりません。

不動産会社に施工写真や図面、工事履歴を見せてもらい、リノベーション前の状態を確認しておきましょう。

 

不具合を解決しないまま工事を進めていることもある

リノベーション済みの中古住宅では、住宅の不具合を解決しないまま工事を進めているケースもあります。

例えば、構造部分のコンクリートがひび割れしており、水分の侵入が見られる場合があります。

ひび割れを適切に修繕しておかなければ、鉄筋内部にまで水分が入り込み、鉄筋が錆びて膨張してしまい、コンクリートが壊れるケースがあります。

しかし、目の届きにくいところであると、細部までひび割れを補修せずに見た目だけ綺麗にしている場合もあるので気を付けましょう。

このように住宅の不具合がそのままになっている場合もあるので、きちんと不動産会社やリノベーション会社に工事内容を確認するようにしましょう。

 

床下や屋根裏も確認しよう

リノベーション済みの中古住宅の購入を検討しているのであれば、床下や屋根裏の確認もするようにしましょう。

なぜなら、床下や屋根裏は目の届かない部分なので、十分なリノベーションが施されていない場合があるからです。

購入前に床下や屋根裏の確認をしておらず、住み始めてから「思っていたよりも老朽化していた」と気付き、後悔する方も多くいます。

そのため、床下や屋根裏などの目の届かないスペースほど入念にチェックしましょう。

 

リノベーション済みの中古住宅の購入はトラブルになる事もある

リノベーション済みの中古住宅の購入は、トラブルに巻き込まれることもあるので気をつけましょう。

構造や耐震性に不安が残る際には、ホームインスペクション(住宅診断)を受けることをも可能です。

ホームインスペクションとは、住宅に知見のある専門家が物件の状態を調査することで、住宅の劣化状況や欠陥箇所を明らかにする検査のことです。

費用はかかりますが、プロの視点で住宅の状態を診断してもらえるので安心です。

リノベーションが完了していれば、「内装や設備などが新しく綺麗」という理由から購入をすぐに決断してしまう方も多いです。

しかし購入後、「生活に不具合が起こり、再度リノベーションを依頼しなくてはならない」などの被害に合うかもしれません。

リノベーション済みの住宅を購入するのであれば、事前にきちんと自分の目で確かめて、不安なところは不動産業者やホームインスペクションで確認するようにしましょう。

 

まとめ

リノベーション済みの中古住宅は、新築住宅よりも購入価格が安い場合が多く、デザインや設備が新しいです。

また、リノベーション済みの中古住宅には、メリット・デメリットがあることも理解しておく必要があります。

そして、今回紹介した注意するべきポイントを意識しつつ、住宅を隅々まで確認しておけば、納得のいく購入ができるでしょう。

リノベーション済みの中古住宅を購入する際はメリット・デメリットや注意点を意識して、購入を検討しましょう。

リノベーション済みの中古住宅の購入を検討中の方は、江古田プランニング株式会社にお問い合わせください。

弊社では、東京都練馬区とその周辺の不動産売買に特化しているので、初期費用を抑えて購入することが可能です。

興味のある方はぜひお問い合わせください。

 

江古田プランニング株式会社

TEL:03-4405-2458

営業時間:10:00〜18:00

定休日:水曜日

Follow me!